【理系じゃないと厳しい?】文系出身でもプログラマーになれる理由を解説!

プログラミングと聞くと理数系の人のジャンルと思ってしまいがちですが、文系の人でも十分にプログラマーとしての適性はあります。
2020年から小学校でもプログラミングの授業が必修科目になっていますが、小学生が学ぶということからも分かる通り、文系、理系で分ける意味はあまりないのです。
プログラミングを学ぶのは、プログラミングの方法を学ぶためではありません。問題を解決するためにプログラミングを学ぶのです。そして、プログラミングの知識は誰でも学ぶことができます。
文系出身者でもプログラマーになれる理由を解説します。
文系でもプログラミングができるようになる3つの理由
現在は、プログラマーを目指そうと思ったら初心者向けの教材やプログラミングスクールも豊富にあるので、プログラミングを学習することはさほど難しいことではありません。
またプログラミングと一口にいってもジャンルの幅は広く、使用するプログラミング言語も沢山存在しています。
文系であることがプログラミング学習における阻害要因になることは特にありません。
文系でもプログラミングができるようになる理由を解説します。
プログラミングというジャンルは想像以上に幅が広い
プログラミングに対して文系出身者が苦手意識を持っていたり、理数系出身の方が有利と捉えているのは、数学の専門知識がプログラミングに必要と考えているからでしょう。
実際に数学の知識が必要になる分野は、ゲーム開発や人工知能、統計学といった限られたものであり、必要としてはいますが文系出身者でも学習することはできますし、プログラマーを目指すにあたっては特に問題がありません。
また優秀なプログラマーになるためには、論理的な思考や能力が必要ですが、文系だからといってそのような能力が身につかないわけではありません。
実際、文系の中にも同じような能力を使う分野はいくつもあります。
初心者向けのチュートリアルが増えている
現在では、プログラミング初心者に向けてのチュートリアルが豊富にあります。
これらチュートリアルは無料のものも多く、初心者にとって非常に有効です。
チュートリアルとは、アプリケーションやOSなどの機能や操作方法を覚えるための入門書や解説書、またはその役割を担うソフトのことを指します。
チュートリアルには、元々「個別指導」「個人授業」といった意味があり、学習するための教科書や教材といった意味もあります。
今では巷に、オンライン、オフライン問わずプログラミング初心者に向けたチュートリアルが溢れています。
代表的なものには、
[su_note note_color="#ffeead"]
・入門書や参考書などの書籍
・Udemy、Progate、ドットインストールといったチュートリアルサイト
・Youtubeなどの動画サイト[/su_note]
が挙げられます。
オンラインにあるチュートリアルは無料・有料さまざまなコンテンツがあります。興味はあっても有料だと手が出しづらい方でも、無料の動画やコンテンツを利用すれば学習するハードルは低いはずです。
そして何よりもプログラミングは、実際に手を動かさないと覚えづらいもの。インプットと同じくらいアウトプットが求められる分野です。
自分が目指す目的にあったプログラミング言語を見つけるためにも、まずは無料のチュートリアルで試してみるのがいいでしょう。
プログラミング言語の種類が多い
現在のプログラミング言語の数は、JavaやPHP、C++、JavaScriptなど一般的に有名なものからマイナーなものまで合わせると200種類以上あるともいわれています。
用途や目的によって使用されるプログラミング言語は異なり、まさに千差万別です。
そしてプログラミング言語というものは日々開発されていくもので、日常的にアップデートを続けています。
そうすることでプログラミング言語は使用しやすくなり、初心者でも学習がしやすいように改良されていくのです。
そのため文系出身者だけでなく、未経験者であっても学習しやすいプログラミング言語もあります。
プログラミングにおける開発の分野が幅広いことはお伝えしましたが、プログラミング言語の種類が豊富なことにも同様のことがいえるでしょう。
文系出身からプログラマーになる人も増えている
文系出身者からプログラマーになるのは問題ないと伝えていますが、実際に文系出身のプログラマーはどれくらい業界にいるのでしょうか。
文系出身プログラマーは全体の約3割

出典:IT人材白書2017
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が2017年に発表した「IT人材2017」によると、
IT企業におけるIT技術者の最終学歴/専攻の割合では、最終学歴は「大学学部」と「大学院」を合わせて70%以上で情報系を専攻していたのはその内の約40%弱。
さらにIT技術者の最終学歴全体では「大学」が最終学歴である割合が65.6%と最も高い結果となっています。
さらにIT企業におけるIT技術者の専攻を年代別に比較した調査結果では、全体で見ると、「情報系(情報工学・情報科学など)」の割合が38.9%と最も高く、次いで「工学系(情報系を除く)」、「経済学、経営学系」の割合が高くなっています。
いわゆる理数系以外の専攻出身者は約3割程度で、20代、30代では理数系以外の出身者は3割を超えています。
理数系のイメージが強いプログラマーですが、業界にはすでに3割以上の文系出身プログラマーがいるのは心強いですね。
さらに年代が若いほど理数系以外からプログラマーになっている割合は大きくなっているので、今後はさらに増えていくことが予想されます。
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プログラミングには文系・理系はそもそも関係ない?
2020年からはプログラミング学習が小学生の授業においても必修になっていることからも、プログラミング学習においては文系・理系といった考え方自体が不要ではないでしょうか。
未経験者や異業種からエンジニアやプログラマーを目指す人もいるくらいですから、選考している分野にこだわる必要はありません。
前述した通り、プログラミングの知識は今や誰でも学ぶことができます。
文系でもプログラミングを学習するメリットは多い
最終的にプログラマーを目指さなくてもプログラミング言語を学習することにはメリットがたくさんあります。
たとえば、
[su_note note_color="#ffeead"]
・IT人材の不足によりプログラミング経験者の需要高騰、就職で有利になる
・論理的な思考や能力が身につく
・論理的に伝える能力の向上によりプレゼンテーションが上手くなる
・問題の解決能力が向上する
・Webにおけるセキュリティ対策ができるようになる[/su_note]
などプログラミング学習を通すことで、物事をロジカルに考える力や、自分自身で課題を解決する力が身につくとされています。
また日々の営業リストの作成や情報収集といったルーティンワークをプログラミングで自動化することで営業の仕事にも役立ちます。
マーケティングであれば、様々なサイトから必要な情報を獲ってくるスクレイピングを使えるようになると便利でしょう。
まとめ
プログラマーを目指すにあたっては文系、理系の区別はあまり意味がありません。
プログラミングの学習では、まず実際にプログラミングに触れてみることが大事です。
自分が興味を持ち、達成したい目標があり、それを解決するためにプログラミングを利用したい。まずはそれくらいの軽い気持ちからプログラミングを始めてみることをおすすめします。