【初心者向け】JavaScriptなら未経験でも身につく!JavasScriptの基礎知識からメリット・デメリットを解説

JavaScriptは主にWebサイトに動きをつける働きをするプログラミング言語です。環境の構築が簡単であることから初心者にもおすすめのプログラミング言語です。
フロントエンドもバックエンドの開発もできるJavaScriptは現在も人気が高く、これからも需要があるとされています。
今回は、そんなJavaScriptの基礎的な知識からメリット・デメリットや将来性について解説します。
JavaScriptとは?

JavaScriptはWebページを作る際に使用されるプログラミング言語です。
もともとは非プログラマー向けに作成された経緯があるので、初心者におすすめされる理由はそこにあります。最初に選択するプログラミング言語にJavaScriptを挙げる人も多くいます。
JavaScriptは、コンパイラ型のプログラミング言語ではないのでブラウザ上で動作確認しながら作業ができる、環境構築が簡単といった点も初心者に好まれるポイントでしょう。
後述しますが、世界的に見てもJavaScriptのシェア率は高く、ほとんどのWebサイトでも使用されているのでチュートリアルが豊富、JavaScriptに関する案件も多いので将来的な見通しも明るいとされています。
2010年以降はサーバーサイド側での実行環境のアップデートがあり、現在のJavaScriptはWebサイトに動きを加えるだけではなくバックエンドでの開発業務にも使用されるようになってきています。
JavaScriptの将来性
初心者でも学習がしやすいからとJavaScriptを習得したとして、需要が低かったり仕事に結びつかないようでは手は出しづらいでしょう。
JavaScriptの現在のシェア率や将来性にフォーカスしてみましょう。
現在のJavaScriptの人気
出典:PYPL PopularitY of Programming Language
Google検索におけるプログラミング言語のチュートリアル検索をランキング化したサイト「PYPT」では、JavaScriptは3位にランクインしています。
プログラミング言語の検索はその言語の人気度合いを示しているとされており、2022年10月現在におけるJavaScriptは世界的にも中々の人気具合といえるでしょう。
JavaScriptエンジニアの持つ将来性
JavaScriptはWebサイトにダイナミックな動きを与えられるプログラミング言語として世界中で人気があります。
Webのアプリケーション開発においてはフロントエンドの構築においてJavaScriptは必須とされていましたが、現在はサーバーサイドの開発言語としても使われることが増えています。
このことからもWeb開発におけるJavaScriptの需要は高く、JavaScriptを学習したエンジニアのニーズは将来的にもっと高くなると予想されています。
JavaScriptエンジニアのキャリアパスは
需要は高いプログラミング言語ではあるものの、JavaScriptだけのスキルだけでやっていけるかというと難しいでしょう。
将来的にはWebプログラマーや、HTMLやCSSも学んでフロントエンジニアへとキャリアアップしていくことをおすすめします。
キャリアに関する明確な目標や将来像を持つことで、年収のアップや好待遇を狙うことができるようになります。
JavaScriptのメリット・デメリット
JavaScriptが初心者にも学びやすく将来性もあると知ったところで、JavaScriptのメリットやデメリットを紹介します。
JavaScriptのメリット
JavaScriptには以下のようなメリットがあります。
環境構築が簡単
JavaScript はブラウザ上で実行することができるプログラミング言語です。
他のプログラミング言語であれば環境構築に一苦労することもありますが、JavaScriptであればそんな苦労がいらないのです。
なぜ環境構築が必要なくブラウザ上での実行が可能かといえば、ブラウザ側にすでにJavaScriptの実行環境が搭載されているからなんです。
「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Firefox」「Safari」など主要なブラウザであればJavaScriptを動かすことができます。
日本語のチュートリアルが豊富
JavaScriptは世界でも日本でも人気のプログラミング言語です。
人気が高いということは関連するチュートリアル(教材)が豊富にあることを意味します。書籍や動画、学習サイトなども日本語で解説しているコンテンツも多くあります。
プログラミングを学習していく過程でミスやエラーは頻繁におこります。それらを解決するためにもチュートリアルは効果的です。日本語のチュートリアルがあることで疑問を解消できることは、初心者が陥りやすい挫折を遠ざける効果もあります。
動作確認が容易
JavaScript はインタプリタ型言語であるため、実行するたびにコンパイルする必要がありません。
そのため開発とデバッグを最初から簡単におこなうことができます。
ブラウザで実行することができるJavaScriptは、動作確認が簡単なうえにユーザーのリソースを無駄遣いしないというメリットもあります。
フレームワークやライブラリが豊富
JavaScriptにはフレームワークやライブラリが豊富というメリットも持ち合わせています。
フレームワークとは、「枠組み」を意味し開発におけるテンプレートの提供ともいえます。既存のアプリケーションの設計を使いまわすことができるので効率的な開発が可能になります。
ライブラリは、JavaScriptでの開発に使える汎用的な機能をまとめたものです。誰かが作った機能を共有して使うことで、こちらも効率的な開発業務ができるのです。
JavaScriptにはこのフレームワークとライブラリが豊富に存在することで効率的な開発業務ができるようになっているのです。
汎用性の高さ
必要に応じてフロントエンドとバックエンドでのWeb開発をJavaScriptで実行できるようになりました。
元々はフロントエンド用のプログラミング言語であったJavaScriptですが、Node.jsの誕生によりサーバーサイドでの開発もできるようになりました。
このことからJavaScript自体の汎用性は高くなり、将来的にもより需要のあるプログラミング言語となっています。
サーバーへの負荷が軽い
JavaScript は、クライアント側、つまり Webブラウザ上でコードを実行できます。
これにより、データをサーバーに送り返すことなく、データの検証や計算などのタスクが可能になります。
クライアント側の操作は、貴重なサーバーリソースを節約してくれるというメリットを持ちます。
JavaScriptのデメリット
一方、JavaScriptのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
処理速度が遅い
JavaScriptはインタプリタ型のプログラミング言語であることはメリットでお伝えしましたが、裏を返せばコンパイルをしないので処理速度は遅くなるという特徴があります。
ブラウザごとに動きが変わる
Webブラウザ上で開発できるというメリットを持つJavaScriptですが、C++ や Javaなど他の言語に用意されているツールよりも制限はあります。
また複数のブラウザでも動作確認ができますが、ブラウザ毎に動きは異なります。そのため全てのブラウザ上での動きを確認しておくのは手間がかかります。
まとめ
JavaScriptは環境の構築が不要でブラウザ上でプログラムを実行できることからも初心者にとって学習がしやすいプログラミング言語といえるでしょう。
また世界的にも人気で、需要も高いというメリットがあります。
Webプログラマーやフロントエンドエンジニアを目指すのであればJavaScriptを抑えておくことで将来的に見ても案件に困らないとされています。
これからプログラミングを学習しようと考えているのであればJavaScriptを選ぶことをおすすめします。