【プログラマーに向いてる?】プログラマーになるために必要な適性とは?身につけておきたい能力も解説

ITやテクノロジーの技術は、私たちの日常生活を支えてくれています。
誰しもスマートフォンやタブレットを使うのが当たり前の時代において、プログラマーはそのテクノロジーを支えるためにも必要不可欠。
そんなプログラマーになりたい、プログラミングに対して興味を持ちはじめた人であれば、自分がプログラマーとしてやっていけるか気になるところですよね。
この記事では、プログラマーになるために必要な適正やソフトスキルを紹介します。
プログラマーを目指すなら必要な素養
プログラマーにとって必要な素養を紹介します。
どんな人がプログラマーとして成長しやすいかのか、自分の性格や経験と照らし合わせて確認してみてください。
プログラミング自体が好き
プログラマーを目指すならプログラミングに興味、関心を持っている人の方が成長しやすいです。
好きこそものの上手なれ、と昔から言われていますがプログラミング自体が好きでないと長く続けるのも難しいでしょう。
技術職であるプログラマーにおいては、日々学習していく意欲や新しい情報をキャッチアップしていくアンテナの高さも求められます。
スキルアップを求められ、アップデートを続けていくのがプログラマーという職業です。
金銭面だけ、または何となく周りに流されてといった理由で、明確な目的がないままにプログラマーを目指すと挫折しやすいかもしれません。
まだ学生で、プログラミング自体は未経験だという人は、まず実際にプログラミングに触れてみて自分にあっているかを判断してみましょう。
ロジカルシンキングができる
プログラミングが得意なのは理数系出身者で、それ以外の専攻者だとプログラマーになるのは難しいと考えている人も多くいます。実際には理数系以外の人もプログラマーとして活躍しています。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が2017年に発表した「IT人材2017」によると、いわゆる理数系以外の専攻出身者の割合は約30%で、年代別で見ると20代、30代では理数系以外の出身者の割合はもっと多くなっています。
プログラマーとしての適性をみるのであれば、理数系か文系といったことではなく、物事を論理的に考えることができるかが重要です。
どうすれば効率よく物事を進められるか?目的を達成するためにはどんな順番が必要か?
といったことを順序立てて考えられる人はプログラマーに向いているはずです。
物事を進める時に、どうすれば効率がいいか、どうすれば目的を達成できるか、を順序立てて考えられる人はプログラマーにとても向いています。
今はロジカルに物事を考えることができていなくても、訓練次第で論理的な思考は身に着けることができます。
努力できる
過去に、部活や趣味でも努力をして物事を遂行した経験がある人はプログラマーに向いています。
プログラマーの世界では、日々アップデートが求められます。さらにプログラミングをしていればミスやエラーも頻繁に起こります。
そんな時に諦めて途中で投げ出すのではなく、自己研鑽をして問題を解決した人であればプログラマーとしての適性があるはずです。
学生時代の部活でもいいでしょう、運動や楽器など練習を続けて結果を出す習慣と成功体験がある人はプログラマーとして成長できる資質があるといえます。
プログラマーになるなら身に付けたい7つのソフトスキル
たとえばデータ構造とアルゴリズムの理解や、データベースと SQLの知識といったようにプログラマーにとって学習しておく知識やスキルをハードスキルとすると、コミュニケーション能力やマネジメント力、課題解決力などプログラマーの仕事を円滑におこなうために必要なソフトスキルと位置付けることができます。
具体的なプログラミング言語のスキルではないものの、プログラマーを目指すなら身につけたいソフトスキルを紹介します。
コミュニケーション能力
プログラマーとして働いていくためには、他のプログラマーとチームとして働くことが多々あります。
その際にアイデアや作業方法を明確に説明したりする場面も出てきます。
また反対に説明や作業方法を説明される場面もあります。建設的なアイデアを共有し、他の人のアイデアを順番にサポートすることはプロジェクト成功の重要な要素です。
そんな時に相手を尊重して円滑にコミュニケーションをとる能力は、プロジェクトを成功させるためにも必要な能力です。
問題解決力
問題を解決する能力は、プログラマーにとって技術的な能力と同じくらい重要です。
プログラマーとしての経験を積んで上級職になるほど、複雑で定義が不十分な問題に取り組む場面がでてきます。
複雑な問題に対峙した時、解決するためにはタスクを分割して進めていく必要があります。
正解が見えづらい中でも解決方法を模索して、最終的には正解に辿り着く力がプログラマーには求められます。
共感力
他人の考えや感情、経験に対して理解を示すことも、プログラマーにとって不可欠なスキルです。
エンド ユーザーへの共感をプログラムに上手くフィードバックすることで、ソフトウェアの満足度は高くなり、ユーザーに受け入れられるようになります。
また、プロジェクトで働くチームのメンバーへの共感は、チームのつながりを強化して信頼関係を深めることにもなります。これは企業の人事にとってもプログラマーを採用する際に注目している能力です。
忍耐力
昔は忍耐は美徳と言われていた時代もありましたが、現在では過度な忍耐は禁物です。
しかし、プログラマーの仕事をしていると忍耐力を試される時がやってきます。忍耐力 (または忍耐力の欠如) は、プロジェクトの成果とプログラミングの品質に大きな影響を与える可能性があるとされています。
好奇心
プログラマーだけでなく、世の中で成功している起業家などには好奇心旺盛な人が目立ちます。
好奇心は、プログラマーの成長と成功の重要な原動力といえるでしょう。
プログラマーの仕事は、継続的なアプローチ、浮かんでは消えるさまざまなアイデアの検証、それらを改善するための学習等などの連続です。好奇心が旺盛な人でないと長く続けるのは難しいでしょう。
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適応能力
プログラミングにおいて普遍的なことは、すべてが変化していくことです。
テクノロジーの進化はプログラミング言語の新バージョンへのアップデートにつながり、新しいプログラミング言語のリリースへとつながります。
テクノロジーの進化は、クライアントからの要件内容も変化させ、ニーズも増大します。
このため、プログラマーを続けていくことは変化や困難の連続でもあります。
そのためプログラマーには変化に順応する力が必要なのです。何をする必要があるかを冷静に判断し、適応する能力が成功するための秘訣です。
時間管理能力
クライアントの締め切り、チームの成果物、利用可能な予算時間など、プログラマーは時間を効果的に管理できなければなりません。
タスクを完了するまでの時間を見積もること、個々のタスクを時間通りに完了することなど、すべてが含まれます。
また、自分が遅れているのであれば、チーム メンバーに助けを求めることも必要になります。
タイムマネジメントのスキルがあることで個人としての生産性が向上するだけでなく、チームとしての生産性向上にも貢献することになります。
まとめ まずはプログラミングをやってみよう
プログラマーはプログラミングだけしていればいいわけではなく、コミュニケーション能力やマネジメントスキルなども求められる職業です。
しかし、一番必要なのはやはり「プログラミングが好きな気持ち」ではないでしょうか。
興味や関心がないのに職業を選んでしまうと長続きしないで挫折してしまうかもしれません。
プログラマーに興味を持ち、キャリアとして目指すのであれば、まず自分はプログラミングが好きか?自分に向いているか?といった視点で自問自答してみましょう。
そのためには実際にプログラミングに触れてみることが大事ですね。