プログラミングを学習する6つのメリットについて解説【2022年最新版】

プログラミングのスキルはIT企業だけではなく様々な業種・業界から非常に求められています。
特に企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する社会背景もあり、プログラミングスキルやITへの造詣が高いことはキャリアアップにつながると考えられるようになりました。
そうしたこともあり、プログラミングを学ぶことで就職や転職の際のアドバンテージにしたいと近年ではプログラミングを学習する人が増えています。
この記事では、プログラミングを学習することのメリットにフォーカスしてご紹介します。
1.プログラミングは社会のIT化に必要なスキル
一見、目には見えないところにもプログラミングの技術は様々な場所や局面で使われています。
たとえば、外食をする際にGoogleで人気のあるお店や周辺地図を調べたりしますよね?Googleの様なWebサービスは全てプログラミングによって作られています。
スマートフォンの画面に並んでいるアプリのアイコン、アプリもプログラミングによって動作しています。テレビゲームやスマートフォンのゲームといったゲーム類も同様です。
この様に日常にはプログラミングやITの技術がふんだんに取り入れられており、私たち自身の環境を取り巻いています。
特に、テクノロジーは驚くべき速さで発展し続けています。
プログラミングは、この技術進化においてすでに重要な役割を果たしているといえます。ロボット工学や最先端の自動化技術においても必須なので、今後ますます重要になっていくことでしょう。
プログラミングを知ること、学ぶことは、進化や未来を形作るために必要な技術を得る、と考えると良いでしょう。
RPA(Robotic Process Automation/ロボットによる業務自動化)、銀行や医療機関向けの自動化システムの構築、さらには自動運転車の技術向上など社会の利便性を高めていくためにはプログラミングの技術や知識は必要不可欠です。
2. 問題解決能力を高める

プログラミングは、問題を新しい視点から見ることを可能にします。
そのため学習する人の論理的思考力を向上させるのに役立つといわれています。
プログラミングとは小さなタスクの集積で構成されており、問題を分解して最適な方法論を考えることであらゆる課題に取り組むことができます。
これは、プログラミングだけに限ったことではなく、私生活における思考のあり方として適用できます。
さらに、プログラミングを学習することで、
・相手にものごとを正確に伝える力
・プロジェクトの全体像を想像する力
・重要な箇所にフォーカスする力
が養われます。
3. データの可視化に適用できる

SQL や Python などのプログラミング言語を使用することで、データ分析と可視化の優れた実践を行うことができます。
これらのスキルは、複雑なデータの分析とレポートを設計するのに役立ちます。データをよりアクセスしやすく理解しやすくするために不可欠です。
昨今は企業や研究機関におけるビッグデータの活用が主流になってきています。蓄積された過去の膨大な実績データを分析することで傾向を見出し、精度の高い予測を導き出します。
たとえば、過去数十年分の商品の販売データから需要の傾向を分析します。予測が可能になったことで、在庫の調整や製造量の過不足にブレを無くすことが出来るようになります。
そして、適切な発注や管理が出来ることでコストの削減や業務の効率化につながるといった具合です。
今やビッグデータの活用は、IT以外の企業でも需要が高く、プログラミングによるデータ分析は様々な用途に適用されるスキルなのです。
4. エンジニア以外の仕事に役立つ
プログラミングを学ぶことのメリットは、あなたの創造性をオンラインで披露できることです。
たとえば、プログラミングの知識があれば、オンラインでQiitaやnoteでブログ記事を公表したり、Web サイトを作成してカスタマイズすることもできます。
既存のテンプレートを使用するのではなく、独自のものを作成することにも役立ちます。
オンラインポートフォリオのデザインや、ブランドの強力なビジュアルアイデンティティを作成することが出来るのは何よりも優れたアドバンテージです。
また、プログラミングは、グラフィック デザイン、Webサービスやアプリ開発など、よりクリエイティブな分野と結びつくことで世界が広がります。
プログラマーを職業として選択していなくても、プログラミングを学習することはお仕事をする上で非常にプラスに作用することでしょう。
こちらも合わせてどうぞ
5.プログラミングは世界共通言語である

プログラミング言語を用いて、プログラミングコードを書いていく作業を【コーディング】といいます。プログラミング言語の記述に使われるのは英語です。またリファレンスやチュートリアルも英語のものが圧倒的に多いといえます。
つまり、英語をベースとしているということは、数学と同じように普遍的であり、プログラミングは世界の共通言語でもあるのです。
これは世界中のどの国でも同じで、プログラミング言語は世界共通なのです。
どこの国でも利用できるスキルであり、プログラミングの方法を学ぶことで働く地域を選ばなくなるともいえます。
ただし日本人の場合、英語が母国語ではないのでコードの意味を理解するのが難しい場合も人によってはあります。まずは使用されている英単語の意味が理解できる程度には英語の学習もしておくとプログラミング学習の際に役立ちますよ。
6.働く場所を選ばない
これは「フリーランス」の場合に限ると但し書きが必要になりますが、プログラミングの仕事はPCとインターネット環境があれば、どこでも仕事ができてしまいます。
ノートPCのスペックも向上し「ノマドワーカー」と呼ばれる働き方も一般的になった昨今では、カフェでも自宅でも旅先でも仕事ができてしまいます。
新型コロナウイルスの影響で「リモートワーク」といった形態の働き方も世の中に浸透しました。
勿論、企業に属しながら会社以外の場所で働くことを選択している正社員の方もいらっしゃいます。
プログラミングを仕事に選ぶことで働き方の選択肢が増えることはプログラミングを学習するメリットの一つでしょう。
しかし、実際に「リモートワーク」でフリーランスエンジニアとして働くにはそれ相応の実績とスキルが必要にはなります。
7.キャリアアップにつながる可能性が高い
プログラミングはITに関係なく、今や社会全体において需要の高いスキルです。
RPA、ソフトウェア開発、テクニカルオペレーションなど幅広いキャリアアップの選択肢につながり、プログラミングを習得していることは給与アップの可能性も高くなるといえるでしょう。
プログラミングを仕事として続けることは、学び続けることでもあり、ご自身のスキルセットを拡大することにもつながっていきますよ。
まとめ
プログラミングを学ぶことで多くのメリットと、キャリアアップの機会を得ることができるといえます。
しかし、一方でキャリアアップにつながるようなプログラミング言語の習得には一定の時間や労力、コストが掛かることも覚悟しておいてください。
特にプログラミングを仕事で使うレベルになるには、しっかりとした学習環境が必要となります。
特に、難易度の高いプログラミングを独学で学ぼうとするのはNGです。独学の挫折率は90%以上とも言われるくらいです。
真剣にエンジニアを目指そうと思ったら、まずはプログラミングスクールの受講を検討してみてください。