【新卒向け】未経験でもプログラマーになれる理由とプログラマーになるために必要なこと4選

就活を始める時期に、それまでプログラミングに一切触れてきたことがない人でもプログラマーを志す人がいます。
何となく格好良さそう、キャリアアップが出来そう、年収が良さそう、ゲームが好きなどなど理由は様々。
そんな人達からすると
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・ずっと文系だったけどプログラマーになれるだろうか?
・未経験からプログラマーを目指すにはどうすればいいかわからない
・未経験を採用してくれるIT企業ってあるのかな? [/su_note]
と疑問は尽きません。
実は、新卒採用であれば学部や実務経験は問わず、プログラマーに一番なりやすいタイミングなのです。
この記事では、未経験者が新卒からプログラマーになる方法を解説します。
新卒未経験でもプログラマーになれる理由
先に書いてしまうと新卒未経験でもプログラマーにはなれます。むしろ新卒採用のタイミングでプログラマーになることが、後のキャリア形成を考えるとベストなタイミングといえます。
なぜ新卒未経験者でもプログラマーになれるのかを説明します。
プログラマー自体の需要が増えているから
まず最初に、プログラマーだけではなくITに関連する人材は、今の日本では不足気味なのです。
国が推進しているDX(デジタルトランスフォーメーション)や、IoTやAI(人工知能)、ビッグデータ等に関するITの活用はどんどんと高度化・多様化しています。
現在でもすでに高度化しているように思いますが、中長期的な予測においては社会のIT化はより一層進化すると見られています。
それに伴いITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いと見込まれます。
しかし、そんな需要が高まる一方で、IT人材の不足が緊急な課題となっているのです。
2030年にはざっくりと約79万人のIT人材が足りていないとすでに予測されていて、企業間でのIT人材、高度なIT人材に相当するプログラマーやエンジニアの争奪戦が始まっているような状況なんです。
需要はあるけど供給が追いついていない状態なのは覚えておくといいでしょう。
そもそも現在は新卒売り手市場
プログラマーなどの高度IT人材の需要が高まっていると紹介しましたが、そもそも現在は新卒の売り手市場が続いている状態です。
売り手市場とは、企業の求人数に対して就職希望者が少ない状況のことをいいます。需要(企業求人)に対して供給側(新卒生)が有利なのです。
リクルートワークスのデータ「ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)」によれば、2023年3月に卒業予定の大学生・大学院生を対象にした大卒求人倍率は「1.58 倍」になっています。
これは、前年の6月の調査では「1.50倍」だったのに対して0.08 ポイント上昇しています。
すべての従業員規模の企業で、採用意欲は前年よりも高まっているともあり、新卒の売り手市場はまだ継続しそうです。
プログラマー採用において学部はあまり関係がないから
プログラマーを目指す時に、理系や数学が得意でないと採用されないのではないか?
という疑問を持っている方も多いようです。
採用する企業側からすると学部にこだわっている印象はありません。そもそも新卒採用者に対して即戦力になることを期待しているわけではありません。
企業の規模や社風にはよるものの、じっくりと教育してプログラマーとして育てていきたい意向であり、入社の時点で高いスキルや実務経験を求めてはいません。
また、近年は大学の学部に関わらずプログラマーやIT職を目指しているようです。
情報処理推進機構は発表した「IT人材白書2020」によると、IT従事者のうち3割以上は文系出身という調査結果も出ています。

出典:IT人材白書2020
新卒・未経験からプログラマーになるためにやっておくべきこと
プログラマーやIT人材の不足もあり、プログラマーが売り手市場であることは理解できたと思います。
しかし、新卒・未経験であっても挑戦しやすい状況ではあるものの、未経験=PCやプログラミングの知識や経験がまったくない状態ではありません。
新卒・未経験であってもプログラマーを目指すのであれば、プログラミングの知識をキャッチアップし、自分が目指すキャリアで使うプログラミング言語の勉強はしておいた方がいいでしょう。
プログラミングの勉強はできる範囲でしておく
企業へのエントリー時にプログラミング未経験であっても、プログラミングに対して知識が全くなくていいわけではありません。
企業も、未経験者といえども全くリテラシーのない人材が応募してくるとは考えてないでしょう。
入社する段階でITに関するリテラシーやPCに対する知識があることは必須でしょう。
プログラミング言語に対しての知識を得るのであれば、書籍、チュートリアルサイト、動画サイトなど様々なコンテンツが利用できます。
これらのほとんどは無料で活用できるので、ぜひ活用してみてください。
また、未経験や文系出身に不安を感じるようであれば、有料の学習サイトやプログラミングスクールを利用して実際にプログラミングをしてみるのもおすすめです。
最近は、オンラインでも学べるスクールが増えているので学校があってもスケジュールの調整はしやすいですよ。
OB・OG訪問を活用する
OB・OG訪問が利用できるのであればぜひ活用しましょう。
特に未経験からプログラマーになった先輩がいるのであれば、実務の現場の話を聞いておくと働くイメージがしやすいはずです。
応募する企業の募集要項を把握しておく
まず自分のキャリアを考えた時に
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・どんなサービスや製品を作りたいか
・どんな働き方がしたいか[/su_note]
といった観点が必要です。
自身が希望するキャリアや働き方に合致した企業を探してみましょう。
コーポレートサイトの確認はもちろん、「求人ボックス」や「リクナビNEXT」といった新卒向けの就活サイトでの情報収集も欠かせません。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、事前の情報収集は重要です。
また、面接においては「プログラマーを志す理由」や、志望動機は明確になっているべきでしょう。
学習過程を可視化して熱意をアピール
実務経験のない新卒採用において、プログラミング未経験者がアピールできるものは「熱意」と「ポテンシャル」です。
しかし、面接までに期間があればプログラミング言語の学習や、ITに関する資格の習得も可能です。
独学であっても、プログラミングスクールを受講してでも自身でサービスやアプリケーションの開発を経験しておけば「ポートフォリオ」の提出も可能になります。
それまでの学習の過程をしっかりとアピールすることで、未経験者であっても、プログラミングに対してのモチベーションは高く、熱意をもって業務に取り組む意欲がある!
という印象を企業側に与えることとなるでしょう。
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まとめ
新卒・未経験からプログラマーになれる方法を解説しました。
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・新卒・未経験からプログラマーになるためにどうしたらいいか分からない
・文系でもプログラマーになれる?[/su_note]
といった不安や疑問を持つ人でも、
[su_note note_color="#ffad60"]
・プログラマーやIT人材の需要が高い
・新卒採用は売り手市場
・プログラマー採用において学部はあまり重視されない[/su_note]
といった理由を知ることで、就活への後押しとなったのではないでしょうか。
現在もですが、これからの未来は特にプログラマーのようなIT人材の不足が加速し、企業の高度IT人材の獲得競争が過熱していくと予想されます。
自分のキャリアプランを明確にすることで、自ずとやるべきことが見えてきます。
まずは行動あるのみ!
プログラマーを目指すなら、まずはプログラミングの知識やスキルを勉強してみましょう。