【初心者向け】未経験でもおすすめなプログラミング言語PHPについて解説します。

PHPは、直感的で動的な Web サイトを作成するために利用できる汎用スクリプト言語として知られています。
これは、HTML に統合できるプログラミング言語の1つでありWeb ページに機能を組み込める特徴があります。
PHPはFacebook、Google、Wikipedia、YouTube など世界的に有名な Web サイトで使用されていることでもよく知られています。
そして、初心者でも学習しやすいという特徴も持ち合わせています。今回はそんなPHPについて紹介していきます。
PHPとは?
まず最初にPHPとはどんな特徴を持つプログラミング言語なのかを見てみましょう。
PHPとはどんな言語か
PHPとは「PHP:Hypertext Preprocesso」が正式名称で、Webサービスを制作するのに適しているプログラミング言語です。
みなさんが普段の生活でも利用しているFacebook、Google、Wikipedia、YouTubeといったWebサービスにもPHPは使用されています。
そのことからも分かる通りWebアプリケーションを開発するのに適しており、サーバーサイドでのデータを操作することもできます。
Webサイトに設置されている問い合わせフォームや検索フォームなどを機能させているのもPHPによる働きの一つなのです。
PHPが初心者におすすめな理由
PHPが初心者にも進めやすい理由には以下の様なものがあります。
他のプログラミング言語と比較して文法がわかりやすい
PHPはコードの記述方法がシンプルなので初心者でも学習の難易度が低めといわれています。
HTMLのタグを埋め込むようにして記述できるので、他のプログラミング言語と比べても馴染みやすいでしょう。
チュートリアルが豊富
PHPが人気の理由としてチュートリアルがオフライン、オンライン問わず豊富にあることも挙げられます。
学習しているときにわからない箇所が出てくるのはプログラミング学習の常ですが、サッと調べて解決できるのは非常にありがたいことです。
マイナーな言語だと英語のチュートリアルを探す必要があったりもしますが、PHPの場合は日本語で書かれたチュートリアルがたくさんあるので初心者でも迷いません。
案件数が多い
これはフリーランスの場合ですが、PHPの案件は他のプログラミング言語の案件と比べても人気があります。
Web開発に強みを持つPHPなので、Web系の案件が幅広くあります。PHPを習得しておくことでこれらの案件に対応できるようになるのです。
将来のキャリア形成にフリーランスを考えている方は、どのプログラミング言語の案件数が多いかを確認しておくとよいでしょう。
動作確認がしやすい
プログラミング言語にはスクリプト言語とインタプリタ言語があり、PHPはコンパイルのいらないインタプリタ言語なのでプログラミングの実行結果をブラウザ上で確認しながら作業を進めることができます。
PHPで動作確認をする場合には
<?php phpinfo(); ?>
とファイル上に書いて実行することで現在の状態を確認することができます。
動作環境が構築しやすい
PHPはオープンソースのプログラミング言語であり、OSのしばりがないのも初心者が手を出しやすい要因の一つ。
Windows、macOS、LinuxなどどのOSでも動かせるのは素晴らしいアドバンテージですね。
また専用の開発ツールも必要としません。普通のテキストエディタで開発が可能です。
プログラミング言語の学習では開発環境の構築が難しくて挫折する人も多くいます。初心者が学習するにあたってのハードルが低いのもPHPの特徴なんです。
PHPが使われているところ
私達が普段利用しているサービスにもPHPが使われています。
一番有名なものにはWordPressがあります。
HTMLやCSSといったWebサイトを構築する知識がなくてもWordPressがあれば簡単にWebサイトを作ることができます。
今では個人から法人まで様々なWebサイトがWordPressで作られていますが、これらの大部分はPHPで構築されています。
他にも、FacebookやWikipediaといった有名なサイトの多くでPHPが使われており、実はPHPは私達の身近な存在でもあるプログラミング言語なのです。
PHPを使用している職種
PHPはバックエンドエンジニアと呼ばれる職種で主に使われています。
バックエンドエンジニアとは、Webサーバーを起動し、データベースと連携してシステムの根幹を制作する職業です。
サイトでは視覚的なデザインだけでなくデータベースへの接続や問い合わせフォームなどの機能が必要となり、その時に必要となるのがPHPなのです。
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初心者でも成功しやすい学習方法
初心者がプログラミングを学習する時、一番回避しなくてはいけないのが「挫折」です。
学習を進めていく中で「難しい」と感じてしまったり、「エラーした原因が分からない」といったことが続くと学習を途中で止めてしまうことにつながります。
プログラミング学習を途中で「挫折」しないようにするための学習方法や心構えを説明します。
目的を明確にする
そもそもプログラミングを学習する目的がなんなのかを明確にしておきましょう。
作りたいサービスやアプリケーション、目的によって使用するプログラミング言語も異なってきます。
今回は、PHPを初心者向けのプログラミング言語として紹介していますが、Webに関連した職業に就く気はないなぁ、と考えているのであれば別のプログラミング言語を学習した方がいいはずです。
学習する目的や動機が明確になっていないと、学習を続けていくモチベーションの維持が難しくなってきて、最終的には挫折してしまいます。
実際に自分はPHPを使ってどんなサイトやサービスを作りたいのか、学習する前にじっくりと考えてみましょう。
実際にプログラミングをしてみる
チュートリアルが豊富なので独学しやすいPHPですが、やはり身につけるためには実際にプログラミングをしてみないことには始まりません。
インプットは必要だけど、アウトプットと一緒でなければ意味がありませんね。
基礎的な知識や情報は動画や書籍、チュートリアルサイトを利用して、さらにスキルを身につけるためにも実際にコードを書いてPHPを動かしてみましょう。
わからないことをわからないままにしない
プログラミングの学習に限らずですが、分からない箇所を分からないままにしておくのは勉強方法としておすすめしません。
特にプログラミングの学習においてはエラーは頻出しますし、最初のうちはわからないことの方が多いでしょう。
疑問点を自分で調べて解決できるのが望ましいですが、そうではないケースの方が多いはず。
そんな時はプログラミング経験者、スクールの講師、ネットの質問サイトなどを駆使して疑問を解決しましょう。
わからないことがわからないままで続けてしまうと、プログラミング学習から距離をおいてしまい最終的に挫折につながります。
初心者は挫折しないことを心がけてプログラミング学習をしてみてください。
まとめ
PHPは初心者にもおすすめなプログラミング言語です。
「将来はフリーランスとして受託開発をしたい」
「Webのアプリやサービスを作りたい」
「エンジニアとしてのキャリアを考えている」
と考えているのであれば、最初のプログラミング言語にPHPを選択してみるのもいいでしょう。