おすすめなプログラミング学習方法4選【メリットとデメリット】

プログラミングを学習するのは難しいと考えてしまい、実際に行動に移せない人は多くいます。
しかし、プログラミングを学習すること自体はそこまで難しくありませんし、費用を掛けずに学ぶ事も可能です。
この記事ではプログラミングの学習方法とそのメリット・デメリットをまとめてみました。
自分の性格や環境に最も適した学習方法を選択してみてください。
プログラミング学習の前に...
実際のプログラミング学習方法を紹介する前に、プログラミング学習におけるインプットとアウトプットの方法を見てみましょう。
プログラミングの学習においては、インプットとアウトプットのバランスが重要です。
インプット
プログラミング学習におけるインプットとは、学習した内容や知識を「知っている」状態を指します。
プログラミング学習のインプット方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
プログラムを模写する
プログラミングには、学習する言語ごとに決まった記述方法や、コードの型があります。
最初から全てを覚えることは難しいので、既存のプログラムを模写して基本の型を理解しておくと良いでしょう。
学ぶ(まなぶ)の語源が「真似る(まねる)」からきているように、まずは既存のプログラムを模写して真似ることから始めるのも効果的なインプット方法です。
自分以外の人に教えてもらう
アドバイスや指摘、助言などなど何でもいいですが、他社から教えてもらうことで自分では気づけない視点や発想に触れられるのが利点です。
オンライン、オフラインを問わず、自分以外の人の意見を取り入れることはプログラミング学習においても効果的です。
アウトプット
一方、アウトプットはどんなことを意味するかといえば、学んだことを「実践」することです。
プログラミング学習におけるアウトプットとは実際にコードを書く、開発するなどが挙げられます。
実際にプログラムを書いてみる
実際にプログラミングを覚えようと思ったら、プログラムを書かないことには始まりません。
比較的、初心者向けと言われているプログラミング言語Rubyではターミナルというツールに、
print "Hello World"
と書いて、
$ruby sample.rb
と実行するだけです。
これで “Hello World!”と表示されます。
これだけ?と思われるかもしれませんが、プログラミングとは一つ一つの細かいタスクの集積です。
最初はこれだけでも自分でプログラムを書いて動かした事実に感動するはずです。
既存のコードをアレンジする
元々あるコードをアレンジして書き直すだけでも、初心者には丁度良い勉強方法です。
自分の頭で考えて書く、という行動が身につくはずです。
他の人が作った物を真似てアプリを作る
「既存のコードをアレンジ」することに慣れたら、今度は既存のアプリを真似て開発してみます。
自分が作れそうなレベルや、コードが公開されているアプリなどが初心者にはおすすめです。
自力で開発してみる
最後は全て自分で開発してみましょう。
実際に開発してみようとするとトライ&エラーを何回も繰り返すことになり、それが学習効果を高めてくれます。何よりも一度作ってみたという経験が大きなプラスになります。
1. 本でプログラミングを学ぶ

ここからは実際にプログラミングを学習する方法を見ていきましょう。
まず最初は、書籍で学習する方法です。
オンラインの動画サイトが一般的になった今では、この方法は多くのプログラミング言語を学習している専門家向けかもしれません。
現在ではより効率的なソリューションがいくつもあります。
メリット
それでも理論は本からよく学ぶことができます。
今となっては古風な勉強の仕方ですが、重要な部分に印を付けたり付箋を貼っておくのも効果的です。何だか受験勉強を思い出しますが、検索するのが簡単になるのでバカにもできません。
多くの人にとってのプログラミング学習方法が、e ラーニングが主流であることは否めません。しかし、オンライン上の教材よりも、ちょっとした疑問を解決したい場合には本で済ます方が楽ではあります。
デメリット
プログラミング初心者、未経験者が最初の学習方法として書籍を見ながら勉強するのは効率的なソリューションとは言い難いでしょう。
また質の良いチュートリアルだったとしても、書籍の場合は物理的に厚くて重い。そして販売価格も高いはずです。
いつでもスマートフォンでオンライン上のチュートリアルにアクセスできる手軽さを比較した時に、分厚い書籍に魅力を感じるかは微妙な気がしますね。
2.動画サイトでプログラミングを学ぶ

YouTubeのようにオンライン上で動画を視聴できるサイトが一般的になったことは、多くの人にとってプログラミング学習を始めるきっかけになります。
プログラミングの基本的な知識をすでにインプットされている人にとって、動画サイトは便利で効果的な学習方法であり魅力的なソリューションです。
質の良いチュートリアル動画に出会えれば最高です。
メリット
オンライン動画サイトを利用して学習する場合、基本的に費用は0円です。コストを必要としません。ただし、どこまで習得できるかは自身の勤勉さにかかっているといえます。
モチベーションが高いときは勝手にどんどんと勉強することでしょう。PC、タブレット、スマートフォンとチュートリアルはいつでも確認したい時に見られます。
低コストで学習できるのはかなりのメリットでしょう。
デメリット
動画サイトでのプログラミング学習は、基本的には独学になるので習得するまでに長い時間がかかることが予想されます。
また一方通行なメディアでもあるため、誰かにサポートがある訳でもありません。
そしてプログラミング学習を独学でおこなおうとすると、必ずといっていいほど挫折します。成功体験を味わう前に独学で学習していると途中で諦めたくなることが何度もあります。
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3. オンライン学習サイトで学ぶ

プログラミングを学習しやすい方法に、paizaのようなプログラミング入門学習コンテンツを利用するケースがあります。
基本的にはプログラミング言語ごとの講座動画を視聴し、テキストで補足確認。実際にコードを書いて演習問題をクリアする、といった流れでインプットからアウトプットまでがバランスよく設計されています。
時間も節約できて効率的であるため、学生に非常に人気があります。短期間でプログラミングを学びたい方におすすめです。
初心者や上級レベルの卒業準備、プログラミング試験の準備をしている方に最適なソリューションです。
メリット
インターネット環境があればいつでもどこでも利用できます。低コスト(paizaの有料プランは月額600円~)で、サービスに納得がいかなければすぐに辞められるのでトライアルとして利用するのもおすすめです。
自分が学習したい時に学べるので、スケジュールの調整も簡単です。学生や社会人にとってもプログラミング学習がしやすいコンテンツといえます。
学校とは違うので周囲の人に合わせることも必要なく、自分のペースで勧められます。
デメリット
質問に対する回答はもらえますし、課題や演習の結果に対するレスポンスもありますが、プログラミングを習得するのに時間はかかります。
また動画の再生にはしっかりとしたインターネット環境が必要となります。
4.スクールでプログラミングを学ぶ

多くの人にとっての学習とは、対面式の学習を意味しています。
コロナ禍においてはオンラインスクールが浸透しましたが、まだまだ効果的な学習方法として教室での対面学習を希望する人はたくさんいます。
メリット
初心者や未経験者にとって最も安心できる学習方法です。
教材は受講者の学習速度に合わせて調整されており、速すぎたり遅すぎたりすることはありません。直接質問できるので「わからないこと」の確認がすぐにできるので、ストレスを感じません。
グループでの学習であれば同じような習熟レベルのコミュニティに属するので、意見交換もしやすいでしょう。
独学ではなく誰かと一緒に学ぶことでモチベーション管理がしやすく、挫折しにくい環境の中で学習ができます。
プログラミングスクールではより実践的なスキルを身につけることができるはずです。
デメリット
個人レッスンではなく、グループでの受講であれば、一度の欠席が遅れに繋がる可能性があり、復習が必須になります。
他の受講者とは最低限のコミュニケーションが必要になります。
また今回紹介した学習方法の中で最も費用がかかります。
受講の時間に加えて、通学の時間も考慮する必要があるため、スケジュールを調整することも重要になってきます。
まとめ
今回はプログラミングを学習するための方法を紹介しました。
どの学習方法を選択する場合でも、プログラミングを学ぶことはそれなりに難しいですし、コストもかかります。
しかし、徐々に知識を習得するにつれてプログラミングを学習することが楽しくなっていくはずです。
そして、基本的にはプログラミングを学習する独学はお勧めしません。
短期間でスキルアップを検討しているのなら、プログラミングスクールが一番おすすめです。